あがり症とパニック障害の関係とは?

投稿者: | 2018年4月25日

あがり症とパニック障害

社会不安障害に分類されるあがり症。

赤面症や対人恐怖症などは、人前で極度に緊張してしまうあがり症とともに併発する可能性がありますが、パニック障害も同様の可能性があります。

パニック障害は、あがり症と同じように、あるショッキングな出来事やトラウマなどがきっかけとなります。

よってあがり症な方が実はパニック障害も一緒に患っていた、という例は珍しくないのです。

パニック障害とは

パニック障害は、色々なサイトが説明していますが、突然起こる、動悸やめまい、息苦しさ、不安感、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作がおこります。

この発作は、死んでしまうと感じるほどの不安感を伴い、強い恐怖感を植え付けられてしまいます。

すると、外へ出る、人ごみの中を歩く、電車など公共の乗り物に乗ることが困難となり、日常生活に支障が出てしまいます。

このパニック発作で起こる恐怖感などは、自分ではコントロールできないため、「また発作が起きたらどうしよう」と不安になり、行動が制限されてしまい、さらに恐怖を感じるという悪循環に陥ってしまいます。

しかし、多くの場合、パニック障害による発作は長くても1時間程度で収まり、帰宅するとまったく症状が治まっている、ということも珍しくありません。

しかし、心配しないでください。

症状の大小はありますが、実はこのパニック障害、三人に一人は一生に一度経験するものなのです。

なので、パニック障害は特殊な病気だ、とか異常だという考えは、今すぐ捨てましょう。

パニック障害のメカニズム

そもそもパニック障害自体は、体に何の問題もなく、異常もない無害なものなのです。

しかし、思考のちょっとした信号ミスで起こっている、と軽く考えてみましょう。

例えば、小さいときにテストの点数が悪くて親に怒られたとします。

すると、次のテストのときに、「また怒られたらどうしよう」という考えが浮かびます。

パニック障害は、その「また怒られたらどうしよう」という思考が、「テストの点数が悪いと、親に死ぬほど殴られて、そのまま地獄に落ちるんだ、きっとそうに違いない」という極端なものになってしまっているだけです。

つまり、

1、ショッキングな事や、トラウマとなる出来事があった

2、そのせいで、動悸、息苦しさ、吐き気、恐怖感が起こる

→パニック発作

3、実際に発作が繰り返して起こる

→パニック障害

4、また同じことが起こったらどうしようと似た状況に対して恐怖感を覚える

予期不安

5、その恐怖感が外で起こったら、逃げ場がない、恥ずかしい、人に見られたくないと感じる

→広場恐怖

6、外出することを控えるようになる

→行動制限

特に、パニック障害の方が悩む症状に、乗り物に乗れない、ということがあります。

これは、その場から安全行動がとれない、という不安感から起こりやすいと言われています。

パニック障害の治し方

メカニズムが分かったところで、パニック障害の治し方について 説明していきます。

パニック障害は、先ほど説明したように、脳が誤った認識をしているだけなので、それを修正していけば、パニック障害は治ります。

多くの場合、暴露療法というものが使われます。

これは、荒療治のようにも見えますが、あえてパニックが起きるような状況に身を置くのです。

実際に、そんなこととてもで着ない、と感じますが、パニックが起こっても回避行動をとらず、その状況に身を任せます。

発作が起きたとしても、30分で症状は治まります。

そして、その状況に慣れていくことで、パニックが起きなくなるのです。

意識を変えてパニック障害を治す

そのほか、パニック障害の対処療法として、「意識をパニックに集中させない」方法が有効です。

例えば、予期不安が起こった時は、「どうしよう」、「また起こりそう」という考えが脳を支配してしまいます。

そこで、

・スマホでお笑いを大音量で聞く

・目の前にいるサラリーマンのハゲ頭に意識を集中する

・大笑いしたことを思い出す

・7の倍数を足して計算する

ど自分なりの意識回避方法を用意しておきましょう。

これによって、パニックに支配されないで済むようになります。

パニック障害の治療のヒントは「お守り」

しかし、いきなり暴露療法を行うのは恐怖を増幅させてしまう場合もあるので、最初は抗不安薬を持つ、安心する自分なりの行動や物を持つなど、「お守り」をもってや保険をかけておきましょう。

そこから、徐々にそのお守りに頼らないようにしていきます。

この「お守り」は、物だけではなく、行動でもよくて、例えば外に逃げる、トイレにこもる、という行動もお守りとして考えてください。

最悪、その行動をとればいいや、という逃げ場がパニックを起こりにくくしてくれます。

そして、お守りがなくても発作が起きなかった場合には、大いに自分自身に自信を持ってあげてください。

そして次回、同じ状況の時も、「前回何ともなかったから大丈夫♪」という気持ちでいるようにしましょう。

その状況になれば、あなたはもうパニック障害を克服した、と言ってもいいでしょう。

このようにパニック障害のメカニズムや治療法はあがり症のものと似ている部分が多く、そのため、あがり症とパニック障害を併発してしまう可能性があるのです。

どちらも、認知のゆがみが大きな影響を及ぼしているので、長期的なスパンで少しずつハードルを上げて治療していきましょう。

 

 

 

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