あがり症と場面緘黙症

投稿者: | 2018年5月2日

あがり症と場面緘黙症

人前でまったく話せなかったり、固まってしまうあがり症。

あがり症に似た症状で、場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)という病気があるのをご存知でしょうか?

場面緘黙症とは、5歳前後で発症することが多いようですが、成人でもストレスなどから発症する事もあり、職場や学校など特定の場所や場面で、話すことが困難になる病気で不安症の一種と言われています。

場面緘黙症は、発声器官には問題がなく、言語能力にも問題がないにもかかわらず、特定の場所において起こることが特徴で、あがり症と似た症状が起こります。

その状態は、「パソコンの画面がフリーズする」ようにまったく動けなくなってしまいます。

この点はあがり症にとてもよく似ていますが、場面緘黙症の場合、「あの・・・」、「えーっと・・・」という言葉も発生しにくく、吃音症とも異なります。

あがり症は震えて話せない状態、場面緘黙症は、固まってしまう状態と言えます。

一見すると、ただの恥ずかしがり屋、おとなしい人、という風に思われますが、本人にとっては辛い症状なのです。

場面緘黙症の症状

場面緘黙症は以下のような症状が現れることが多いようです。

1、特定の場面や状況でまったく話せなくなってしまう

2、話すこと以外に、ジェスチャーや意思表示も困難になる

3、家などでは会話がふつうにできるのに、他の場所で話せない事が1か月以上続く

4、コミュニケーションがとりづらく、イライラしたりストレスを感じる

そのほかにも、細かい症状は数多くあり、人それぞれでもあります。

その症状が出た時には、どうすることもできず、家などに帰り落ち着いて考えて、「どうしてこうなるんだろう」と自分を責めたり、自暴自棄になる場合も多く、そこからさらなるストレスを感じてしまいます。

そして、そのストレスから他の神経症を誘発してしまい、人前に出る事、人と話すことを拒絶して引きこもりに発展してしまう事もあります。

この負のスパイラルは、あがり症やパニック障害とも似ており、発作→落ち込む→拒絶→さらに悪化という状態に陥ってしまいます。

出典 https://h-navi.jp/column/article/35026386

 不安神経症と発達障害との関係

場面緘黙症については、まだまだ研究途中でありますが、一般的には不安障害の一種と考えられています。

しかし、あがり症、パニック障害など、その他の不安神経症との併存もしやすいです。

不安障害は、社会生活に影響が出やすいため、そのことからさらにその他の不安症を併発してしまうので、早期の治療が望ましいと言われています。

また、コミュニケーション障害、発達性協調運動障害、軽度精神発達遅滞、アスペルガー症候群などとの発達障害は、不安障害と同じくらい場面緘黙症と併存しやすいと言われています。

場面緘黙症の治療

場面緘黙症の治療や克服方法は症状に合わせて行われますが、大きくわけて以下の2種類です。

専門家や精神科医による治療

・不安症に対する心理療法
・フェンディング法、シェイピング法
・具体的心理療法
・薬物療法
・音楽療法
・認知行動療法

家族、友人などの協力による治療

・職場や学校での支援
・家庭での支援 など

しかし、場面緘黙症はいまだはっきりとした治療方法がないのが現状です。

まずは、その他の不安障害や神経症を併発していないか診断をし、これ以上悪化させないことが先決になります。

認知行動療法は、一人ででもできますので、非常に有効な治療法と言えます。

 

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