あがり症と社会不安障害

投稿者: | 2018年4月14日

あがり症と社会不安障害

近年社会不安障害という言葉をよく耳にしませんか?

社会不安障害とは、SAD:Social Anxiety Disorder)と呼ばれ、ある特定の状況や人前で何かをする時に、緊張感が高まって不安や恐怖を感じ、次第にそのような場面を避けるようになってしまう精神的な病気です。

社会不安障害と一括りにされていますが、あがり症をはじめ、赤面症、心気症、対人恐怖症などが社会不安障害に含まれており、それがどんどんエスカレートし、日常生活に支障をきたしてしまいます。

対人恐怖

近年、この社会不安障害が注目され、日本ではこの病気で悩んでいる人が約300万人以上いるといわれています。

社会不安障害の一つ、あがり症や対人恐怖症は、一見するとただの恥ずかしがり屋、潔癖症など性格の延長として捉えられがちですが、そこから自律神経失調症やうつなどをの引き金になる恐れがあり、治療の対象となっています。

発症年齢の多くは10代半ばから20代前半で、病気という認識がなく、長い間1人で悩んでいるケースが少なくありません。

まず、この社会不安障害を理解して、受け入れるこたから始めましょう。

あがり症を含む社会不安症害の治療

社会不安障害は、脳の作用に問題がある病気だと捉えて、精神科へ行くことが正しい治療につながります。

社交不安症の人は、脳の「扁桃体」という部分に異常がある場合が多く、MRI画像ではこの扁桃体の働きが、明らかに活発になっているのがわかります。

私たちは、日常生活で不安や恐怖を感じると、脳が呼吸や脈拍などを上げる指令を出す働きがあります。

この脳の指令によって、異常事態と判断し神経伝達物質のバランスが崩れて、呼吸や脈拍が早くなってしまうわけです。

神経伝達物質には、不安や緊張を抑える「セロトニン」や、集中力を高める「ドーパミン」などがありますが、これらが足りなくなることで、呼吸や脈拍が異常な状態になります。

緊張と脈拍が上がる関係はこうしたメカニズムです。

また、セロトニンは心を安定させる働きがありますが、不安に過剰反応している脳の「扁桃体」では、「セロトニン」の分泌量が減っています。

このセロトニンは、分泌量が低下すると不安や恐怖を感じやすくなり、自律神経を大きく乱してしまいます。

→自律神経とあがり症の関係

また、もう一つの神経伝達物質ドーパミンは、集中力を高め、心地よさを感じる働きをしますが、分泌量が低下するとやる気が低下したり、日常生活に活気がなくなってしまうのです。

社会不安障害の療方法

社会不安障害には大きく分けて、以下の三つの治療法が行われます。

SSRIを使った治療法

この薬は、10年ほど前から、よく使われるようになり「セロトニン」が減ってしまうのを防ぐ役割があります。

SSRIは、抗うつ薬の一種で、セロトニンに直接影響を与えてくれるので、効果は非常に高いです。

扁桃体を正常に戻してくれるので、そうすると再発はしないと言われています。

その上比較的副作用が少ないと言われています。

しかし、一度使用すると薬をやめた時に離脱症状が起きたり、効きすぎると逆効果のこともあります。

抗不安薬を使った治療法

SSRIを使った治療以外に、脳神経の高ぶりを抑え、リラックスさせる神経伝達物質を増やしたりするなど、抗不安楽による治療法があります。

抗不安薬は、症状の強さによって薬の強さを変えながら治療を行います。

効果が弱い抗不安薬は、ほとんど副作用がなく、離脱症状も少ないため、早い段階での服用が効果的です。

精神療法「認知行動療法」などを使った治療法

社会不安症の人は、物事を必要異常に悪く捉える傾向があります。

まず、カウンセリングなどでしっかりと状態と症状を確認しながら、臨床心理士と一緒に、その誤った認知を修正することで症状を軽くします。

この認知のゆがみの矯正には、認知行動療法が使われます。

このように多くの現代人がなってしまう可能性がある社会不安障害。

異常を感じたら適切に治療を行うことが、早期完治の近道です。

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