朝日を浴びる事をルーティーンに
朝が辛い、起きてもなかなか目が覚めない、という方は多いのではないでしょうか?
私自身も、そういう日がほとんどなのですが、先日朝とてもしんどい日に、忘れていたゴミを捨てるために急いでそ外に出たのです。
その日は朝から快晴で、半分寝ぼけながら知らず知らずのうちに、ゴミ捨て場まで朝日をたっぷりと浴び、帰りました。
すると、朝まではしんどくてぐったりだったのがシャキッと目が覚めたのです。
おそらく、しんどいから二度寝をしようものなら、半日は起き上がれなかったでしょう。
一日だけでは、実験結果としては判断がつかないので、その日以外にも、天気の良い日は、も朝外へ出て朝日を浴びるように心がけました。
結果は、百発百中。
どんなに眠たくても、どんなに起きたくなくても強制的にでも、最低5分は朝日を浴びていました。
浴びているときには、だんだん目が覚めてきたかなぁという程度なのですが、その後いつもより食欲が出てきたり午前中の脳の働きが活性化しているのが実感できました。
では、いったいなぜ朝に朝日を浴びることが目を覚ましてくれるのでしょうか?
朝日を浴びる事で得られる効果
朝日を浴びることは、体にとても大きな影響を与えてくれます。
私たちの睡眠に大きく関係があるのが、メラトニンというホルモンの働きです。
メラトニンは良い睡眠に不可欠で、夜になると徐々に分泌が増えるのです。
そのメラトニンがたくさん分泌されるためには、メラトニンの材料であるセロトニンというホルモンが日中にしっかりと分泌される必要があります。
、朝日を浴びた約15時間後に分泌が増加してきます。
さらに朝日を数分浴びることで、体内時計がリセットされます。
朝日を浴びないと、体内時計は毎日少しずつずれていき、適切な時間にメラトニンが分泌されなくなるので、夜眠れなくなったり、不眠が起こるのです。
さらに、自律神経の働きに影響があるセロトニンという物質の生成に欠かせないのが、この朝日なのです。
前述したように、この睡眠に欠かせないメラトニンは、セロトニンという物質からつくられます。
つまり、メラトニンの分泌を上手に促すことが、結果としてセロトニンを作り、自律神経を安定させてくれるというのです。
しかし、毎朝天気がよくて朝日を浴びることができるわけではありませんよね。
ご心配なく。
カンカン照りの日光を浴びる必要はありません。
たとえ曇っている日でも、その明るさでも体内時計は十分にリセットできます。
そのためには、朝起きて、カーテンを開けるなどして明るい光を浴びることが重要です。
私が感じた朝のスッキリ感は、このメラトニンが上手に分泌され、セロトニンを作り、自律神経が安定したことによるものだと思います。
朝がどうしてもしんどい、という方は、ぜひこの「朝日浴び」を試してみてください。
最初はしんどいのですが、少しずつ午前中の辛さが軽減されると思います。