あがり症に悩む方々が10人いるとすれば、10通りの対策があります。
なぜなら、あがり症の症状やそのバックグラウンドは人それぞれだからです。
多くの人は、人前での大失敗が影響していることが多いですが、まずは、あなた自身の性格や考え方を客観的に捉えることが、あがり症克服への対策の第一ステップと言えます。
あがり症になった原因を探る
あがり症の方々の多くは、とても似た性格の方が多いです。
その性格のいくつかの特徴を挙げると、
1、自分に自信がない
2、悲観的
3、ネガティブ、マイナス思考気味
4、人の視線や人が言うことを気にしやすい
5、繊細
6、神経質
7、プライドが高い
8、完璧主義
9、心配性
10、いいところを見せたがり
などでしょう。
一つ、二つ当てはまりませんか?
実はこれらの性格自体は、なんら問題がある事ではなく、人間なら誰にでもある性格や考え方の一面なのです。
しかし、引き金となるようなことがきっかけでトラウマとなり、これらの性格がそれをさらに助長してしまうのです。
まず、あなたがどういう性格であがり症を悪化させているのかをとらえた上で、何がきっかけであがり症の症状を自覚し始めたか、あがり症の症状がひどくなったと感じたかということを思い出してみてください。
つまり、
1、あがり症のもとになっている性格や物事の考え方、捉え方を知り受け入れる
2、あがり症のきっかけとなったと思われる事柄と向き合う
このように、まずは実践的な対処に入る前の準備として、あがり症になった原点に立つことがあがり症の克服の第一歩なのです。
あがり症の対策
それぞれの性格やあがり症の原点がわかったら、ここでようやくその対策を考えるステップです。
例えば、何かのトラウマであがり症がひどくなったのであれば、それを克服するために人前で話す稽古を繰り返し反復していきます。
最初からハードルを上げずに、まずは失敗してもよいと思える2、3人を相手に話す訓練をしましょう。
また、症状が強い場合は、薬物による治療も視野に入れていきます。
この症状の度合いも人それぞれですので、心療内科で見てもらうことも近道と言えます。
そのほか、あがり症の誘因因子である自律神経を整えたり、具体的な対処法はあがり症対策で色々試してみるのがいいでしょう。
薬物に頼りたくない場合は、様々な民間療法が効果的な方もいますので、まずはあなたに合った対策方法を実行してみましょう。